高級衣類こそ信頼できる宅配クリーニングへ!

コラム

「ずっと着たい」を叶えるファッションケアのミツナガです。

長引くコロナ禍で外出の機会が減り、装いにメリハリがなくなってしまった方もいるかと思います。しかし、「おしゃれをしたい!」と思うのは人間の本能。いつかまた訪れる“特別な日”の“特別な装い”のために手持ちのドレスや上質なコートなどに想いを馳せ、日頃からしっかりとケアしておくことは大事ですよね。とはいえ、年に数回しか袖を通さないドレスや上質なコートは、ついついクリーニングのタイミングを逃しがちなもの。「たまにしか着ないから大丈夫」と思っていても意外と汚れは付いているので、是非この機会に総点検してみてはいかがでしょうか?

高級衣類のクリーニングで気を付けたいポイントは?

高級衣類の定義は人によって違います。いわゆるブランド物がそうだと思う方もいれば、素材や縫製によって高級衣類と判断する人もいます。いずれにしても、そこに他よりも高い価値を見出し、身に付けることによって満足を得ることができれば高級と言ってもいいのかもしれませんね。

さて、これら高級衣類をクリーニングに出す際には、衣類によって注意すべきポイントが変わってきます。例えばバイアスが多用されている女性のドレス。バイアス裁ちとは生地を斜めに裁断することで、衣類に伸縮性を持たせ身体のフォルムに沿うようにすることです。女性らしさを強調するエレガントなドレスに多いですが、縫製がデリケートなので型崩れしやすいことも事実。このようなドレスのクリーニングは完全に手仕事になります。汚れを落とす技術だけではなく、縫製の知識すなわち衣類の構造を熟知しているところへ依頼したいものですね。

他にシルクやカシミヤのような高級素材。これらは見た目の光沢や風合い、肌触りが何よりも大事なので、クリーニングでは汚れを落としつつも繊維を傷つけずに素材感を保つことが求められます。よって高級素材に対しては、水洗いではなく専門洗剤を使用してのドライクリーニングで対応することが多いです。

ドライクリーニングはその素材感を保つ点では大変優れていますが、水に溶ける汚れは落ちにくいことも事実です。しかし水で洗ってしまうと素材感・シルエットは台無しになってしまうので、衣類の特徴や汚れの状態に応じ、職人の技術と経験で手をかけてからドライクリーニングをするのがミツナガのやり方です。場合によってはドライクリーニングさえせずに、手作業でできるだけ汚れを落とし、脱酸素状態での保管パックを施しお返しさせていただく場合もあります。

高級衣類専門のクリーニング店の中には、独自のこだわりにより洗い方が一辺倒のところもありますが、一つの洗い方で全ての衣類に対応できるわけがありません。そもそも高級衣類というものは素材や縫製に凝ったものが多いので、クリーニング方法は一着ごとに異なってもいいはずです。目の前の衣類に忠実になり、手間を惜しまないこと。それがミツナガ のクリーニングに対する考え方です。

 

高級アウター類のクリーニングの相談で多いのは?

アウター類のクリーニングで多いご相談は、袖口の皮脂の汚れです。アウター類はダウンであれば防水加工や撥水加工が施されているものが多く、外側に目立った汚れが付着するようなことは意外とありません。(そしてアウターを着て食事をすることもないので、食べ物や飲み物のシミのリスクも少ないです。)そうなると汚れは内側にこそ気をつけなくてはいけません。襟元はスカーフやマフラー、タートルネックなどで意外と守られているので問題は一箇所、そう、袖口です。高級アウターのクリーニングのご相談でダントツに多いのが、この袖口の皮脂の汚れになります。皮脂の汚れは専用の溶剤で前処理をしてから手洗い対応をします。アウター類であっても水洗い対応できるものであれば水洗いをしますが、難しいものはドライクリーニングで対応します。

アウター類は異素材の組み合わせによるものも多いので、そのような場合には一着につき複数の方法を取り入れることになります。そして、アウター類はワンシーズンしっかりと着用して全体に汚れが積み重なっていることが多く、標示通り(ドライクリーニングのみ)では汚れは落ちきれず、水洗いでも簡単にはきれいにはなりません。まして高級素材や凝ったデザインとなるとより一層の手間と時間がかかります。しかし、その手間と時間を惜しまないことが衣類を長持ちさせる上で大事なのではないでしょうか。

 

ドレス、タキシードフォーマルウェアのクリーニングの相談で多いのは?

ドレスやタキシードのクリーニングでご相談が多いのは、意外に思えるかもしれませんが汗によるシミです。これらのフォーマルウェアを持ち込む方はパーティなどで優雅に着用しているわけではなく(そのような場合もありますが)、コンサートやリサイタルで着用しているプロの音楽家の方が多いのです。指揮者、奏者、歌手などは全身で音楽を表現するのでアスリート並みに汗をかくので、着用した衣類をクリーニングに出す際にはみなさん水洗いを希望します。しかし、フォーマルウェアの水洗いは細心の注意を払わなくてはなりません。タキシードであればシルクやその他の光沢のある素材、ドレスであればオーガンジーやジョーゼットなど水洗いすることによって風合いが変わってしまう素材が多用されているからです。汗を抜く=水洗いとは限らないので、舞台で輝く光沢を守るためにも汗は部分的に染み抜き対応をし、負担を最小限にとどめるような方法を採用しています。風合いを保ちつつも汗はしっかり落とす、これができてこそプロのクリーニングと言えるでしょう。

 

取り扱いブランド抜粋

ミツナガで取扱実績のあるブランドをご紹介します。これらは一部を抜粋したものなので、記載のないブランドでも対応が可能となっております。

ダウンジャケット

モンクレール/カナダグース/ウールリッチ/ピレネックス/ヘルノ/タトラス/デュベティカ/水沢ダウン 他

コート、ドレス

マッキントッシュ/オールドイングランド/バーバリー/マックスマーラ/グッチ/フェンディ/アルマーニ/セリーヌ/サンローラン/シャネル 他

高級衣類の宅配クリーニング料金一例

ミツナガで高級衣類をお預かりする際には、まず衣類の状態を確認し、作業計画を立ててからお見積りを差し上げています。以下は価格の一例です。

ダウンコート      4,180円~
コート         3,630円~
着物(訪問着)    10,450円~
着物(白無垢)    20,000円~
ウェディングドレス  10,000円~
ドレス         5,000円~

 

日常使いがお勧め。毎日のケアにブラッシングを取り入れて!

 

衣類の毎日のお手入れとしてお勧めしたいのはブラッシングです。かつて昭和の日本では玄関に衣類用のブラシがあり、家族がそれぞれ帰宅するとブラッシングをして衣類をお手入れすることが日常でした。

ブラッシングの役割としては

1 塵や埃などの汚れを落とす

2 ほつれなど衣類の状態を確認し、次の着用の際に困らない

3 繊維を整え、ツヤを出す

 

この3つになります

1の汚れ落とし。外で付着した塵や埃、花粉などを家の中に持ち込まないためにも、ブラッシングは玄関でやっていただきたいものです。特に冬場はウールのセーターやファーのコートなどを着ることも多く衣類の奥にまで塵や埃が入り込んでしまいます。冬物の衣類は裏地も含め科学繊維との組み合わせが多いので、静電気で埃をよんでいます。そのままにしておくとどんどん汚れは蓄積さえていくので、できれば一回着るごとに玄関先でブラッシングすることを心がけましょう。

2の衣類の状態を確認する。毎日身にまとう衣類ですが、意外とその状態には細かく目が行き届いていないものです。しかしブラッシングをすることで、必然的に衣類の表面に一通り目を通すことになります。ほつれやほころびはないか、とれそうなボタンはないかなど衣類の状態を確認し、次の着用の際に備えておきましょう。

3のツヤを出す。新品の衣類にはツヤや光沢がありますよね。これは繊維の目(向き)が整っているからです。それが摩擦や圧迫によって繊維の目が乱れると、表面にツヤがなくなりくたびれてくるのです。なんだか肌と同じですね。そこで、ブラッシングをして繊維の目を整えツヤと光沢を取り戻すのです。最初は繊維の向きに逆らって塵や埃をかき出し(1の工程ですね)、次に繊維の向きに沿って一方向に優しくブラッシングします。ちなみに当工場のウール素材のツヤ出しは主にこの方法です。グリップをきかせ、丁寧に何度もブラッシングしています。ブラシですが、繊維への負担が少なくツヤや光沢を復元させる効果が高いのは天然の毛を使ったものになります。多少値段は張りますが、効果が全然効果が違いますよ!

高級衣類こそ宅配クリーニングへ!

ファストファッションが生活に浸透し、衣類までもが短いサイクルで消費される時代になってきました。このような流れがあることは否めないのですが、一方で“消費されない衣類”の需要もあることは事実です。日本の古くからの技術で丁寧につくられた素材は今では貴重品になり、お金を出しても手に入らない物になりつつあります。それを大事にしていきたいというお客様のご相談が大変増えています。拝見させていただくと、ほれぼれする品物がたくさんあります。代々受け継がれる晴れ着、良質なヴィンテージコート、記念日に着るワンピースなど自分を一段と輝かせる一着は、そこに思い出を重ねていくことでよりいっそうの価値が付加されていくものです。育てるように衣類と関わることができたら本当に素敵ですよね。

そしてこのような高級衣類こそ適切なケアが必要になってきます。工場で大量に処理をするようなチェーン展開しているクリーニング店ではなく、できることなら一着ごとに最適な方法で手洗いするようなクリーニング店に依頼していただきたいと思うのが私たちの本音でもあります。

 

ミツナガの利用方法

ミツナガでは「店舗での受け取り」「宅配でのお預かり」「ご自宅へ訪問」の3つの方法でご依頼を受け付けています。「宅配でのお預かり」に関しても、事前に「ご依頼フォーム」に記載いただき、電話にて内容を確認しながら一着一着の仕上がりを直接お話しながら確認していきます。

ミツナガの宅配クリーニングは高級衣類も対応可能です。お客様の服に対する思い入れを受け止め、責任と愛情を持ってとっておきの一着を理想の仕上がりにいたします。高級衣類の宅配クリーニングは是非ミツナガにご依頼下さい。

 

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